ぐっち

黒部の太陽のぐっちのレビュー・感想・評価

黒部の太陽(1968年製作の映画)
3.4
とにかくスケールの大きい作品。出水シーンには息を飲んだ。本作は黒四こと黒部第四ダムの話だが、時折出てくる黒三の話は吉村昭の小説『高熱隧道』に詳しい。

高度経済成長期、経済活動の命運を握った戦後最大のプロジェクト。ダムを作るとか、トンネルを通すとか、ミッションが明確な時代、人々の動機づけもわかりやすい。

豊かになりたいを合言葉に、愚直に、団結して、達成したら皆で大いに喜ぶ。今とは少し違う日本のお話。
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