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プリンス/グラフィティ・ブリッジのcatmanのレビュー・感想・評価

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採点不能。いちおう『パープルレイン』の続編ってことになっていて、殿下のキャリアにおいて"比較的"停滞気味だった時期に製作された作品。前作のレビューで「映画批評的な視点は無意味」なんて偉そうなこと言ったけど、本作はこれを映画と呼んでいいのか迷ってしまうレベル。90分の尺が長い。とは言えコアなファンにとっては楽しめる要素も無いわけじゃない。そこで私なりの見どころを捻出してみます。

• ザ・タイムのCOOLでファンキーな演奏とメンバー全員がシンクロする粋なステップ
• 伊達男モリスと太鼓持ちジェロームの名物コンビ
• 今やスーパープロデューサーJam & Lewisの小芝居
• ファンクの帝王ジョージ・クリントンとソウル界の重鎮メイヴィス・ステイプルズの客演
• セクスィなジル・ジョーンズ
• エンドロールでやっとラップさせてもらえるTCエリス
• 全体の1割にも満たない屋外ロケシーンの開放感

殿下の良い所が出て来ない…
残念要素のひとつである魅力に乏しいヒロインは、しかしシーナ・イーストン、ノーナ・ゲイ、小比類巻かおる系の、いかにもプリンスが好みそうな顔立ちをしているので、その分かりやすさにフフってなります。ならないか。でもコレ私は好きです!(盲目)

追記:フィルマのスコアが予想以上に高くてビックリだけど、プリンスのファンしか観る人がいないからだと思うと納得
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