原題は“SAVAGES”で、サヴェージ家のドラマだが、実は野蛮人達って意味も密かに掛かっていて、思わずニヤリ。
そう、虐待や認知症等、それなりに重い問題を内包して、かなりの地味な作品だが・・・随所にユーモアや古き映画作品へのオマージュも忍ばせる演出に、やはり実力派キャストがディープな喜怒哀楽を披露し、ニンマリの余韻に結実。
うん、個人的にはあの足の親指のエピソードが妙に印象に残りましたね。
キャストでは、フィリップ・シーモア・ホフマンとローラ・リニーが流石の熱演を披露し・・・犬と猫もいいアクセントになっている。