複雑な関係の父と兄妹の物語。
内縁の夫婦だった父が、連れ合いに先立たれ、認知症の症状が出て来たので引き取りにこいとの電話が、相手の身内から兄妹にかかる。
急な事態に兄妹の日常は変化する。
老人ホーム、リハビリセンター、施設選びから始まり介護生活が始まる。
兄妹自身もそれぞれ人生に悩みを抱えて生きていた。
ローラ・リニーと、フィリップ・シーモア・ホフマンの兄妹演技があまりにも自然体で、とても良かった。
ともすれば暗い内容になってしまうのに、この兄妹が時には衝突しながらも必死で慣れない介護と、自分の人生と向き合う姿に救われる。
介護、いつかは誰もがどのような形態になろうとも、向き合うのでしょう。
する側、される側、色々考えさせられました。
ラストは前向きなシーンが二場面!
ホッコリしました。
フィリップ・シーモア・ホフマン、若くして亡くなりましたよね。
すごい俳優さんなのにホントに惜しいです。