ロアー

アイスブレーカーのロアーのレビュー・感想・評価

アイスブレーカー(1999年製作の映画)
2.4
ショーン・アスティン(以下アスチン)が、彼女のお父さんに結婚を認めてもらうため、雪山でテロリストと戦うお話です。誠実さを証明するためにテロリストと戦わないといけないなんて、世の中の男性は大変です。誠実さの証明なら「デブのホビットです」って言えば、すぐに結婚許してくれただろうに「ロード・オブ・ザ・リング」の公開がちょっと遅かったようです。

前半はテロリストのターンが多くて、アスチンの出番少なめで心配になります。
たまたま別タイトルあること発見したら、サブタイが「スノボー野郎危機脱出!」で笑ったんですが、スノーパトロールのアスチンの基本装備はスノーバイクとスキーで、いつスノボ出てくるのかしら?と心配になります。このままでは「スキー野郎危機脱出!」になってしまう!

しかし安心してください。90分映画の残り20分くらいでスノボが登場し、およそ5分ほどアスチンがスノボー野郎に変身します。でも明らかにスノボシーンが吹替すぎて(スタントの人がうますぎた)、実質アスチンは秒とてスノボー野郎ではありませんでした。強いて言うなら、外すシーンだけはちゃんとスノボ装着してた模様です。
そうなると、やはり前半で数秒出てきたスキーシーンだけがアスチンの全てだったので、アスチンは結局スキー野郎でした。(敵にもスキー野郎って言われてたし)

その他、私が関心したのは雪山の美しさを売りにせず、雪に土が混ざってたり「やだな~これ後で誰が洗車するんだよ~」って思うような雪解け水でべちゃべちゃになった道だったり、ちょっと汚い感じの現実の雪景色を映していたところです。

それから、もうすでにひとり殺されてるし、この状況なら絶対アスチンも殺されるしかないって場面が出てくるんですが「アスチン主人公だからまだ死ぬわけにはいかないのにどうする?」って思ったところで、敵が放った「馬鹿らしくて殺す気にもならない」という一言が便利すぎて「それな~!積極的に使っていこうな~!」ってなりました。

サドっぽい方の敵も(名前出てきてただろうけどわからぬ)ちゃんと死ぬ前にしっかりした手つきでシフトチェンジして停車してする世界一優しいテロリストでした。

というか敵がアスチンのことお気に入りすぎて、「マットくん(アスチンの役名)」って、ただ呼びたいだけなんじゃ?と思えてかわいいです。
因みに私も結構アスチンと呼びたいだけとお気づきかと思います。私ってかわいい。
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