namie

イングロリアス・バスターズのnamieのレビュー・感想・評価

4.6
飄々さは感じるものの、軍人的でカッチリしたブラピ。意外にイイじゃん……
作中の通して、ふとした日常会話から核心に繋がっていくランダ大佐無双が恐ろしく、インテリが放つ悪のカリスマ性が光る。
常に笑みを絶やさず物腰柔らかなスタンスは「メンタリスト」のパトリックジェーンの様で、語学や類稀な洞察力はモリアーティ教授を彷彿とさせる。影の主人公というか、会話パートを完全に支配していた感。
雑談の様な他愛無い話が大部分を占め、少しずつストーリーが動いていく作品構成は相変わらずエモいし、それに対比してショッキングな演出も含めたアクションシーンの落差が楽しい。
作中では今の世界線での史実とは異なる結末を迎える事になるが、それは監督のエンタメは自由だ!という明確なメッセージがある。
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