takerootsboy

イングロリアス・バスターズのtakerootsboyのレビュー・感想・評価

5.0
いやー面白すぎて驚嘆! ナチスとユダヤ人の間の迫害関係の史実を操作&歪曲して、オリジナルなストーリーを創造してるんやけど、こんなに徹頭徹尾、駆け引きに次ぐ駆け引きで、緊張感が途切れない映画は見たことがない。こんなことされたら普通なら途中でグッタリきそうだけど、キャッチーなユーモアと洗練された映像美で、しばしば心に清涼感を与えてくれる。直視にたえないほど凄まじいヴァイオレンスなシーン(頭皮を剥いだり、まだ血の滴る弾痕に指を突っ込んだり)がたくさんあって、ひいいいい!と体カチコチになったりするんだけど、それがまた素敵。 全5章の1章の冒頭の恐ろしすぎるオープニングから、演出が素晴らしすぎて、ぐいぐい引き込まれ、ニヤニヤ止まらず。何よりもクライマックスのシーンがやばかった、鳥肌総立ち。これほど派手なスペクタクルが、悪夢のように濛々と立ちのぼってくるシーンを今までに見たことがない。まさに阿鼻地獄そのもの。そこから怒濤のように押し寄せるエンターテイメントの歓喜。炎と煙、笑い声とさけび、無数の銃声、大爆発…圧倒的なクライマックス! ほんで、俳優がめちゃめちゃいい! メラニーロラン、魅力全開! 復讐に燃える美女を清楚かつ官能的に演じてて釘づけになった。あと、クリストフヴァルツの独英仏伊、4つの言語を自在に操り、冷血かつユーモラスな虐殺の紳士も最高やし、ブラピが野蛮な、連合軍の極秘部隊イングロリアスバスターズの隊長で完全に頭のおかしいおじさんなのもおもろい。とにかく、とんでもない面白さと野蛮なスリル、格調高い優雅さを内包した、極上のエンターテインメント! 寝る前には絶対見ない方がいい、確実に見終わったあと興奮で眠れない。スゴすぎ!