これは最初から最後までクリストフ・ヴァルツ先生の映画ですね。
ジャンゴの歯医者、アニータの医者。やっぱり医者とかそういう役が似合う。荻原流行に似てるよね。顔が。
ブラピはこのしゃべり方でファイトクラブもワンハリずっといってるしまぁこれしかできないのじゃないかしら。ほんまこいつアホ役が似合う。
ダイアンクルーガーの綺麗なこと。美しさにも肉感的にもまた演技もできるし素晴らしいわね。
その点なんか薄かったのがメラニーロラン。。。よくいる若いフランスの女って感じ。生意気な割に賢くないの。もっとフランス女優でも味のある子いるから。
ユダヤの熊はサシャコーエンかと思ったよ。全く顔に過ぎ。濃いねん。
この映画の素晴らしいところは同じに見えるヨーロッパの国やまたユダヤ人役の人を全員ユダヤ人を入れているところなどかなりリアリティがありました。
それと非常に言語にこだわっている。 私のように母国語と生活言語が違う人間にとっては、 非常にセンシティブな ところなので 戦時中のヨーロッパのインターナショナルな部分の緊張感がヒリヒリ身にしみた。
昔のダスティン・ホフマンとスティーブ・マックイーンのパピヨンで一瞬ひるんだところで外国人がバレてしまうところとか。
あの指の出し方とか。
途中ダイアンクルーガーがアメリカ人は本当に英語しか喋れないのねというところはクスッと笑ってしまった。だって彼女ほんとうに英仏独ぜんぶいけるし。
それにしてもヴァルツさんフランス語もうまいしこういう人ドイツ語圏のヨーロッパによくいるよね。
しかしこれちょっとプロユダヤすぎない??
アンネの日記で洗脳された日本人はもうわかってるからさ。
ただ正直言って一番最初の1944年頃のフランスの農夫が英語でドイツの軍人と話をしていたというのは信じがたい。。あれは間違いよ。ありえないから。
でもあの農家の娘にパテの娘のレアセデゥちゃん出てたことも気がついた。
監督のお気に入りのジュリードリフェスもまたお前通訳かよで出てたしほんと盛りだくさん。(彼女は実際日本語通訳だったはず)
本当に楽しい映画。盛りだくさん。焦点ボケても盛りだくさん。これが映画の醍醐味。