エージェント竹

イングロリアス・バスターズのエージェント竹のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

過激なアクションと所々に笑いどころを散りばめた、タランティーノ節全開の映画でした。

ドイツナチス軍vs連合軍が戦争をしていた時代の話、ナチスによるユダヤ人の迫害の激しさを描いたシーンからスタートしました。

ナチス軍を片っ端からぶっ殺していく「バスターズ」のリーダーをブラッドピットが演じていますが、個人的にはめちゃくちゃ頭が冴えているナチス軍大佐役のクリストフヴァルツの演技が凄かったと思います。
この人が絡むシーンのハラハラ感がやばい。最初のユダヤ人家族を匿ってないか問い詰めるシーン、逃げ切ったユダヤ人ショシャナが四年後にまさかの場所で大佐と出会ったシーン、映画の女優ハマーシュマルクの正体を見抜くシーン。全て手に汗握るドキドキ感。

あと笑いどころもありましたね。
個人的には映画館に潜入する時のシーンです。ブラピがアメリカ人とバレちゃいけないけどドイツ語喋れないから「イタリア語少し喋れるからイタリア人のふりをしていく」と言いながら、大佐との会話が片言すぎてめっちゃ笑えた。困って焦る感じも最高におもろい。

タランティーノらしいかなりバイオレンスなアクションシーン、今回も凄かったなあ。ナチス兵の頭の皮を切り取るのなんやねんって思ったり、急にめちゃくちゃな銃撃戦始まるし。

けど最後のナチス兵一斉焼き払いと銃でヒトラーをボロボロにするシーンからはタランティーノの想いが伝わってきましたし、歴史を軽く知ってる程度の僕もスカッとしました!

2時間半という長尺を感じない映画でした