めっちゃ楽しい!撮ってるラリー・コーエンも演じるサミュエル・フラーらも観ている私もみんな楽しい気分になる幸福な映画。後半はほぼフラー主演の活劇映画になってて最高!足を怪我したのに素早く通りを横切り、途中でその設定を思い出しかのように倒れる姿が可愛くって堪らない。敬老の日に観たがピッタリだった。
サミュエル・フラーは台詞もいちいちカッコいい。「私は本能で車を運転する」、「戦争じゃ都市が瓦礫になった。こんな町軽いもんだ」とか、吸血鬼になりかけた少年が言う「もう大人にはなりたくない」に対する「私もだ」とか。痺れる。
余談だけど、『サミュエル・フラー自伝』によると、ラリー・コーエンは始めてフラーと会ったとき、かつてフラーが暮らしていたコールドウォーター・キャニオンの家をクリント・ウォーカーから購入し現在住んでいることを明かし、フラーを驚かせたそう。