Jeffrey

モスクワ大攻防戦/第1部・侵略のJeffreyのレビュー・感想・評価

3.0
「モスクワ大攻防戦」

本作は1985年のソビエト2部作の戦争映画で、1941年のモスクワの戦いとそれに先行する出来事の劇的な物語を脚本も執筆したユーリー・オゼロフが監督したソビエト、東ドイツ、チェコスロバキア、ベトナムの共同制作したスペクタクル超大作で、この度国内でBD化されたのを購入して初鑑賞したが壮大な作品だった。ナチスドイツとソビエト連邦の激しい戦いをドキュメンタリータッチで描く壮大なスケールの戦争叙事詩。歴史上の人物と見まがうほどの俳優たち、そしてソ連軍の協力による大量の兵器と兵士の登場。迫力の戦闘場面が描かれており、第一部そして第二部と続く。さて、物語は、第一部「侵略」から始まる。1941年6月、ドイツ軍は不可侵条約を破りソ連を奇襲する。135師団、300万人にも呼ぶ兵力を投入したナチスドイツの侵攻。

備えのなかったソ連空軍は壊滅し、地上部隊も大きな被害を受ける。ロシア平原をナチス機甲部隊がモスクワまで迫る。政府機関、工場。そして一千万人もの市民が東部へ移動を開始した。そして第二部「台風」。ソ連軍は電撃的な夜襲作戦を計画。それは戦力の劣勢を覆す、決死の攻防戦。両軍ともに寒さに疲弊していた。ロシアの大平原を舞台に史上最大の電撃戦が開始される。そして、ナチスの軍隊は第二次世界大戦ではじめての敗北を喫する…と簡単に説明するとこんな感じで、ディスク2枚合わせて352分の超大作になっている。まずオープニング・シーンは資料映像が使われ説明されていく。
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