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レオポルド・ブルームへの手紙のmjnkのレビュー・感想・評価

3.5
随分前にレンタルで観ました。再生の物語。私は結構好きだったのですが…。このレビューの少なさ…。

服役中の殺人犯と少年が手紙をやり取りするところから物語は始まります。殺人犯は自分と似た境遇の少年を励ますのですが…という内容。少しだけデニス・ホッパーも出ています。

最後の解放感あるシーンがとても印象深く、彼はここから本当に自分の人生を生きていけるのだと感じました。そのために(この映画の内容のことが)必要だったのだろう、と。

あの母親はどうしようもない人ですが、そんな自分と向き合う力も無い人なので、どうしようもないのでしょう。彼女を理解したくはないですが…。
自らの行いのせいで混乱してしまった人生をもう一度シンプルなものに出来ればいいわけですが、それが彼女には出来ない。目を背ける事しかしない。

そんなあの母親と彼とを対比させると、より彼の力強さを感じ、「良かったなぁ」と思いました。彼はこの先はもう、囚われることなく生きていけるだろう、と。
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