町山氏解説付きで鑑賞
先日、「エデンの東」を観たばっかりだったので
あのエリア・カザンの作品だが、町山氏の解説で、赤狩りの時に裏切り者になってしまって、後に逆に干されてた時の作品という事だ
なので、お金をかけられず、少人数で、監督の家で撮影したらしい
そんな事情の映画なので、
画質やカメラワークは、時々ちょっとって思うけど、あの二人がどうする気かが分からず、ずっと不気味で、嫌な感じがして、ハラハラした
(逆にリアリティがあった)
あのお父さんが、また好きになれない性格で、彼もなんとなく嫌な感じ
そして、奥さんのあの行動が引き金になったが、あの行動はちょっと理解できなかったので、結局彼女に対してもモヤモヤ
勝手に、色々伏線があるのかと深読みしたが、全然そんな事はなく、ストレートな結末
この映画で、告発で仲間を裏切る話が出てくるが、ベトナム戦争の事を描きたかったのかもしれないが、やはり自分の事も反映させたかったのかと
しかし、あのような境遇でも、いち早くベトナム戦争の闇を描いたのは、映画監督の性なんだろう
町山氏はもっと突き抜けたら成功したかもって事だったけど、私はこの何ともいえない感じが良かった
結局、いや〜な感じで終わって、、、