ピュンピュン丸

タイタニックの最期のピュンピュン丸のレビュー・感想・評価

タイタニックの最期(1953年製作の映画)
3.9
もう一つの『タイタニック』。
一世を風靡した、あの『タイタニック』とは違って、男女の愛ではなく、家族愛と夫婦愛が中心に描かれている。
人は断末魔の時にこそ、その価値が現れる・・・。
感動せざるを得ないのは、無名の庶民のなかにいる尊敬すべき人々。彼らこそが、この人間世界を上質なものにしているのだ。人間性の真の価値はこういう極限状態になって初めてわかる。

最後まで演奏し続ける音楽隊の姿。

素晴らしいの一言につきる。