ろーぜす

ディア・ブラザーのろーぜすのレビュー・感想・評価

ディア・ブラザー(2010年製作の映画)
3.8
こういう冤罪ってまだまだあるんだろうなあ
正に疑わしきは罰せずですね
でもこの映画はそれ以上に酷いかな
警察内部が腐ってますわ
あんな捕まえ方するかって話です
信じられん!

しかしこの映画ではケニーは
結構粗暴な人(実際もそうだったのかなあ)
前科があり、警察に厄介になった過去があるから
もともと警察に目をつけられてた
そこを上手い具合に利用されちゃったかな
悲しい人です

そんなケニーの為に、弁護士になったべティ・アン
原動力は兄ケニーを愛する力と怒りでしょうね

DNA鑑定が出たにも関わらず
証拠も無いのに別の罪に持っていくなんて酷すぎますわ
あれには私も怒りを覚えました
.
それまでは刑務所でべティ・アンと面会するケニーが暴れたり、はしゃいだいしてたから、大丈夫かこの兄貴?と思ってたのが一気に吹き飛びましたわ
.
長い18年間でしたね
この年月は取り返せないですが
ケニーが3歳から会ってなかった娘と再会し
ケニーが娘に対し言った言葉がとても印象に残りました
それは娘は父親であるケニーが犯罪者
と思ってずっと生きてきましたから
そんな娘がケニーに投げ掛けた言葉
に対するケニーの言葉
それがいい言葉です。素晴らしい

実話ものの映画はエンドロールでその後の話が書かれる事がほとんどですが
あいつらにはなんか納得いかないなあ
まあ法律で決められてるから仕方ないんだけど
やりきれない・・・

長い戦いでしたが、兄妹愛の勝利に感動です
そして気持ちがあれば何でも
やり遂げれると教えてくれた
そんな感じがしました
べティ・アンの努力を
少しでも見習いたいです

いい映画でした
ろーぜす

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