このレビューはネタバレを含みます
超絶どーでもいい話だったんですけど。あのレトロな名曲Cheek to Cheek がこんな話に使われていたなんてショック。アステアとロジャースのダンスはシャレオツで粋で素晴らしいけど、どーにも話が退屈で無理だし、大体このオトコ、会っていきなり抱擁だの何だの、御者になりすまして勝手について行ったり、最初の方はただのキモい迷惑男にしか思えず。
脇のコメディの常道的キャラクターはみんなよかった。特に亭主を掌に乗せてる大人お茶目なマージがいい。今ならケイト・ブランシェットあたりに似合いそうな役。反抗的な執事ベイツもいい、さすがアメリカ映画。
せめてカラーだったら絢爛豪華なダンスシーンやファッションをもっと楽しめたのに、と残念。
歌負けしてる映画の3本の指に入れておく。ちなみに、他は『ティファニーで朝食を』のムーンリバー、『帰らざる河』のマリリン・モンローの主題歌かな。どれも歌がよすぎる。