タラコフスキー

トップ・ハットのタラコフスキーのレビュー・感想・評価

トップ・ハット(1935年製作の映画)
4.0
オペラハットとトップハット、原題はそうでもないのに邦題のせいでごっちゃになる作品だったけど、自分的には映像に面白味のないのが前者でダンスに見応えがあるのが後者という認識になりそう。

映像の面白味で言えば冒頭等で何回か見られるカメラの上下運動が面白い程度だったけど、やはりフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのダンスが素晴らしいからそれだけで満足できる。

というか他の人間が彼らと合わせてダンスをする場面があってもすぐいなくなったり幾何学的な動きをしたりして、メイン二人のダンスを際立たせる働きをしてないのが逆に潔くて良い。

絵画的で芸術性のある映画も良いが、こういう躍動感のある映画も素晴らしいものがあると思わされるし、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの映画はあまり見てなかったけど他の作品も見たくなるくらい確かに魅力的だった。(晩年にフェリーニがオマージュを捧げた理由もよくわかる)