もやマン

ゴーン・ベイビー・ゴーンのもやマンのレビュー・感想・評価

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)
4.3
『少女が失踪!街に詳しい探偵とその相棒が、刑事さんと協力しながら少女の行方を探す!』

以上!
未見の人はここで解散!




ここからネタバレがあるかもなので注意。


このテーマは、答えが見つからない。
鳩尾の底に重く響く。脳は正解を見つけ出せず混乱している。
断言できる人はいるのだろうか。

似た内容で「トールマン」というホラー仕立ての映画がある。ラストにドンと真相を突きつけてきて打ちのめされて終了だが、「ゴーンベイビーゴーン」では途中で明かされその後主人公をかなり苦しめる。
ブレない性格なのが、唯一の救いどころ。
もし簡単にブレてしまう性格だったら、彼の精神は壊れてしまうだろう。長く苦しみ、自我を保つことができなくなる。

もし自分が主人公の立場になったら、自分が選ばなかった道が正しい道だったと後悔すると思う。どっちを選んだとしても。
正直、おかしくなっちゃいそう。


ベンアフレックの監督作を観るのは、これで3作目。
重いってのは知ってたけど、ケイシーアフレックがオスカーに選ばれたし、思い切って鑑賞。Netflixで。
面白かった。ミステリー仕立てでどんどん真実が明かされていくのが、とてもこわかった。真実の奥に見える暗い本質を知りたくなかったのかな。

ベンアフレックは監督業も向いてる。新作のリブバイナイトはイマイチらしいけど。

ハタチを超えてから周りで結婚したり出産したりする人が増えてから、よく考えるようになった。

ちゃんと考えてから産め。
これにつきる。
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