子どもが犠牲になることと、子どもを犠牲にすること。
私立探偵パトリックの「環境こそが自分を作ると信じていた」オープニングでのセリフ。
街と住人から焦点を絞るように少女失踪事件へと導かれていく。
ペドフィリア犯罪者以外の、それぞれの子どもへの思いが切なく辛いーー。
そして、答えが出せないラスト。
最近日本でも、書類送検された直後に子どもに手をかけた犯人がいること。
子どもにとっての環境とは?
そこで育つ将来の善し悪しは誰が決めるのか。
社会性の強いミステリーは観賞後もずっと考え込んじゃうので、ちょっと疲れちゃう。