映画としての完成度はともかく、こういう政治的な映画が現代日本映画界にほとんどないのが気になる。
この作品自体は政治に対しての批判ではなく、政治に対する批判に対する批判、特に組織論であったり、一部の指…
安保闘争時代、学生団体の内部分裂を描いた作品。いつ上から止められるか分からんからめちゃくちゃ急いで準備・撮影したらしく、長回し多いしめちゃくちゃみんな噛んでる笑笑 しかも封切り後4日で取りやめになっ…
>>続きを読む安保闘争後の学生と、インテリの分断。過去を忘却してジャーナリストになった男と女子学生の結婚式に、学生時代の友人が乱入して過去の暴露合戦と化していく。
極めて演劇的な作り。回想と結婚式しか登場しない…
大島は学生時代、京大同学会の副委員長、京都学連の委員長を歴任し、50年代学生運動の中心にいた人物であった。しかし、当時の学生運動の主導権を握っていたのはあくまでも共産党員の学生で、党員ではなかった大…
>>続きを読む「日本の夜と霧」
冒頭、霧が濃くなる夜の結婚式。異様な雰囲気の中、若者達の会話劇が始まる。破防法、六〇年安保闘争、国会前行動、新聞記者、ハンガリー民謡、武装闘争、長回し、批判の応酬。今、会場は世代…
最近、大阪なおみ選手出演のCMで大阪選手の髪に「SILENCE IS VIOLENCE」と描かれているのを見た。今作品もまさにそうだった。「何も言わないことは黙認したも同然だ!」と「日本の夜と霧」…
>>続きを読むより良い社会にするために学生運動を行う学生たちだが、人間としての欲求(性欲など)には勝てない部分がよく見えて、情けなくて人間臭かった。
どれだけ志や意思が強くても自分の本能や欲望には誰も勝てないらし…
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