おはる

ベネズエラ・サバイバルのおはるのレビュー・感想・評価

ベネズエラ・サバイバル(2005年製作の映画)
3.7
「この街は狭い だがスラムは広い」
ゲーム感覚の誘拐ビジネスが横行するベネズエラの首都カラカス。今宵のターゲットは富裕層の若いカップル。果たして2人はサバイブすることができるのか!?というお話。

格差ゆえの誘拐が日常茶飯事の中で本来頼るべき警察は腐敗しきっている。そうした土地でもし誘拐犯に目をつけられてしまったら…?そんな"もし"を体験することができるアトラクション型ムービーが本作だ。

そこはかとなくB級臭が漂う邦題。しかし原題は『特急誘拐』とのことで、実際に行われているらしい短時間のみ誘拐して身代金を稼ぐクイック&イージーなビジネスの一つの顛末を描いた割とシリアスな内容。派手な盛り上げポイントはないものの息もつかせぬ展開の連続でコワ面白れー!ってなりました。てかあんな個性豊かな誘拐犯3人組との恐怖のドライブは一生体験したくねえなあ…。

ロシアン・ルーレットなんて目じゃない必殺のベネズエラン・ルーレットはマジで恐ろしかったっす。
おはる

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