バカスのnatsumiのレビュー・感想・評価

カルリスタ戦争とスペイン内戦中、バスク州の田舎に林を挟んだ近所に住む犬猿の仲である二つの家族の3世代に渡る恨みあいを描いた物語。自然は綺麗だけどやっぱり狭くて逃げられないコミュニティは怖い。しょうがないけどカルメロ・ゴメスが某犯罪者俳優に似てて観てて嫌んなる、しかもそういう描写あるし。違う世代の登場人物たちを同じ俳優に演じさせて、受け継がれていく運命とそれを断とうとする若者たちを表現していたんだろうけど、それが余計に誰がどの家族側なのか混乱してしまった。横に置かれた木の幹に立ちながら、その幹を斧で真っ二つにする伝統スポーツの象徴は好き。