トカゲロウ

グラディエーターのトカゲロウのレビュー・感想・評価

グラディエーター(2000年製作の映画)
2.7
「全ての道はローマに通ず」という諺がありますが、今作で「全ての映画はハリウッドに通ず」ということを悪い意味で思い知らされました。
こういう映画はなんやかんやで楽しめるんですが。

出だしから躓いてしまいました。
まず、戦闘シーンが何をしているのか観にくいんです。
こちらが目を凝らそうとしたタイミングでユラユラエフェクターをかけるんじゃない!!
観にくいのは残酷描写を抑えようとしているからなのか。でも、生首コロコロが冒頭で出ましたし、ただ単に監督がアクションシーンを撮るのが苦手なだけなのかもしれませんね

個人的に、最大の難所はアメリカナイズされたローマ帝国を受け入れられないことでした。
なかなかアメリカンな演出をしてくれます。
鑑賞中から(これ、専門家に怒られないのかなぁ?)と心配してたんでWikipediaを覗いたら、やっぱり怒られていました(笑)
脚本の一人は「ラストサムライ」にも携わっているんですね。
なるほど、ラストサムライを観た後の余韻と似ています。
大学入試で選択科目を世界史にした後遺症がここにくるとは!

戦闘描写に力を入れていると思いきや、人物描写の方が長かったです。
特筆すべきは、ホアキン・フェニックスの悪役ぶりですね。気持ち悪いんですよ、とにかく。
しかし、その愛されたい願望は何となくわかる気がしました。
彼が主役と言っても良いくらい存在力がありましたね。
主人公の寡黙な男気も惚れ惚れします。
女性の皆様、男はいつもフラフラしてますが、それは帰る家があるからなんです。そして、男はいつもその家に帰りたがっているのです(._.)

ただし、ヒロインお前は駄目だ!!
君のせいで何人も死んだから
そもそも、君が言い出しっぺやからね?