西暦180年帝政ローマ時代を舞台にした、1人の高潔で勇敢な元将軍である剣闘士の復讐劇を描いた歴史スペクタクル。
皇帝である父を暗殺して帝位に就いたコモドゥス。父が帝位を継がせようとしていた優秀な将軍の主人公マキシマスを謀略に嵌め、処刑しようとする。マキシマスは逃亡し、全速力で帰郷するも既にコモドゥスの命令により、彼の家は無残に破壊され愛する妻子は殺されていた。
マキシマスは気を失って倒れていたところ奴隷商人に捕らえられ、剣闘士として売り飛ばされてしまうが、、。
剣闘士のバトルシーンが毎回スリル満点で、どうやって切り抜けるんだとドキドキハラハラが止まりませんでした!
特にローマのコロッセオに移ってからは、まさに「パンと見世物」に熱狂する大観衆の中での、戦車あり、虎あり、集団戦ありのグレードアップしていく迫力の大激戦は圧巻。
剣闘士仲間との友情。
マキシマスの勇気、寛大さへの大喝采。
家族の復讐だけでなく、コモドゥスの統治で腐敗していくローマ帝国を止めるために戦う姿。
様々な思惑がうごめく中、どんな危機にも冷静さを忘れずに勇気や信念、正義を貫いていくマキシマスに感服。
ラストシーンは一連の物語を包む構成で、感動でした!
ちなみに、このラストシーンですが、リドリー・スコット監督は撮影期間入っててもどうしようか考えてなかったそうで、たまたまラッセル・クロウがそんな仕草してたのを見たそうで、それにインスピレーション得て決めたそうです。お見事!