衣装や美術、視覚効果のレベルが上がった時代における歴史もののお手本のような作品で、どこか演劇チックだったベンハーの頃とは打って変わって本当に再現されたかのような街並みや人物等の姿は圧巻。
脂の乗ったラッセル・クロウの演技やアクションにも舌を巻く。
細かい編集には娯楽映画然としたものがあってくどく思えたところもあったが、そういう点を差し引いてもやはり見応えがある。
それにしてもあんま年齢重ねても外見にそんな変化が無いと思えたホアキン・フェニックスも、改めて見ると当たり前ながら若さが感じられてちょっと新鮮。