Yukiko

ラジオ・フライヤーのYukikoのレビュー・感想・評価

ラジオ・フライヤー(1992年製作の映画)
3.9
2022年10月18日
『ラジオ・フライヤー』  1992年アメリカ制作
監督、リチャード・ドナー。
他の監督作品に『16ブロック』『グーニーズ』
『リーサル・ウェポン』シリーズ、『スーパーマン』がある。

1969年、カリフォルニア。
マイク(イライジャ・ウッド)とボビー(ジョゼフ・マゼロ)
兄弟は、離婚した母と共にカリフォルニアで暮らすが、
母は「キング」という男と再婚する。
キングは酒飲みで、隠れて弟のボビーに度々暴力をふるう。
二人は「お願い山」という岩山に行って、キングが暴力を
ふるわないようにと願掛けをするのだった。


ラジオ・フライヤーというのは、二人がおもちゃを
乗せて、遊びに引っ張っていく小さな木製のワゴンの
ようなもの。
そのラジオ・フライヤーにゴルフボールや空瓶を
乗せてアルバイトをし、お小遣いを貯めていた。
そのラジオ・フライヤーが、ラストでは兄弟の
「夢を乗せて」になっていく。

後半はともかく、前半は結構、リアルな話。

「キング」の顔形をあまり出さず、子供から見て背丈が
大きな人、という印象になるような撮影の仕方をしている。

飛行機の羽が段ボールとは・・・

でも、夢見る子供だから、まだ幼いから、夢に
手が届いたのね。

シェパード犬がアルバイトの手伝いをしているのが
とても微笑ましかった。

主に子供二人、仲の良い兄弟。
継父が弟にふるう暴力、それに対して弟が出す結論、
応援し協力する兄、という話。

秋の色づく町の風景が最高!でした。美しい。
Yukiko

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