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ラジオ・フライヤーのmiumiuのレビュー・感想・評価

ラジオ・フライヤー(1992年製作の映画)
4.5
ジョー(ジョセフ)・マッゼロ出演作を追いかけて鑑賞。イライジャ・ウッドとの、実質W主演。
トム・ハンクスが語り手、音楽はハンス・ジマーとなかなか豪華。音楽がとっても素敵。

マーク(イライジャ/トム・ハンクス)とボビー(ジョー・マッゼロ)の2人の兄弟が、母の再婚相手がボビーを虐待することに耐えながら、支え合って生きるストーリー。
辛い時は「お願い山」に願いを託し、いつかそこから飛び立つ日を夢見る。

児童虐待やいじめなど、内容には重さがありつつ、主演の2人の可愛らしさ、母を思ういじらしさに泣かされ、子どものピュアさに心洗われる作品だった。飼い犬のショーンとの友情も涙。
ラストがなかなかファンタジー、そして切ない。だけど子どもの頃は日常のあらゆる場面にファンタジーが潜んでたよなあ。なんてことを思い出した。
深読みするといろいろな解釈が生まれそうなラスト。

それにしても子役のジョー・マッゼロとイライジャ・ウッドの演技がすごい。
ずっと子ども目線で話が進むのに、まったくダレない、むしろ引き込まれる。切ない表情の演技。この後いろいろな大作・名作に出たのも納得…! の名演だった。
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