アングスト/不安の作品情報・感想・評価・動画配信

「アングスト/不安」に投稿された感想・評価

Hide

Hideの感想・評価

4.0
殺人ドラマにおいて、追われる側であるサイコパスの心理を追体験するような映画で、非論理性や突発性が無意識に現れてくるのが面白い。衝撃的なホラーシーンがあるとかの過激派ではなく、犯罪心理を一貫して伝えようとしてるところに上映禁止の理由があったのだと思う。
ちょび

ちょびの感想・評価

2.5
撮影の仕方が独特で、特に冒頭の歩くシーンが好き。行き当たりばったりな行動だらけなのに、知的さを装ったモノローグが狂気を感じる。
あー

あーの感想・評価

4.4
ギャスパー・ノエのオールタイムベスト!
上映禁止なのに60回は観た。

ヤバーッッッ。

本国オーストリアでは1週間で
上映打ち切り。ヨーロッパ各国で
上映禁止となり、
イギリスとドイツではビデオの発売もNG、
アメリカでは“XXX指定”となり
配給会社が逃亡したという。
by コピー機能

観てる途中から、
タイトルにうむッッ!!と赤べこ。

殺人鬼の心理を探るという崇高な
野心のもと監督が全額自費で製作、
全財産を失った。

監督の顛末がホラーですわ。

コレね。何が凄いか。って
※あくまで個人的感想デス

妄想の中では完璧な計画と
"殺人衝動"を崇高なモノにしようと
しているけれどー。

実際には、予想外の出来事に
振り回され計画と全く違う。
ドタバタな主人公。
おい。そこはそうじゃないだろう。
画面を隔てて観ている自分の方が
"完璧に計画をやり遂げるなら"

何故そうする。
私ならこうする。

って、自分の中の悪魔と対峙するのよ。

それぐらい主人公の行動の
支離滅裂さに感化されていくトコが
実は1番怖い事かも。

ヒメアノールの森田は
その躊躇の無さや瞬発力が
画面を通してカリスマ性まで
感じてしまう強さがあったが、
自分にはあそこまで出来ない。
ってストッパーがかけられる。

全く真逆の主人公の方が
実は観ている者の心の白い部分に
黒インクが染みていくように

悪魔の種を植え付けるのかも。

自分ならもっと出来る。って。

スワロウを観た後に観て、
スワロウはまだ書く気持ちになれないから
こちらを先に下書きしたけれど。

"衝動"は止められないから"衝動"
って言うんだろうな。って
2作とも改めて感じた。

後から理由も理屈もつけられたとしても。
その一瞬は。

理由も理屈も関係ないのかもしれない。
hinako

hinakoの感想・評価

3.0
ずっと気になってたけど、
内容もタイトルもジャケも
全てが嫌で避けてた作品😂
なんか不安になりそうで...
(ただでさえ結構不安症)

何だろう?
ホラーとかスプラッター映画は大好きなのに、何かコレは毛色が違うぞ笑(スリラーだから当たり前なんだけどさ)

どう捉えれば良いのだ...?
何を感じれば良いのだ...?
...そこを狙ってるの?

困惑、独特。
撮り方も独特で酔いそうです...😨

このレビューはネタバレを含みます

色々生々しいけど死体のメイクどうにかなんなかったの??
犬は最後まで元気だよ!!
カノン

カノンの感想・評価

3.5
意味不明な独白が心地よい。そして不安。
saya

sayaの感想・評価

3.5
理由もなく老女を撃ち殺した罪で服役した青年が保釈後すぐにまた一家惨殺事件を起こしてしまった実話を基にした犯罪映画です。
とても良い映画でしたが『ドグラ・マグラ』くらい過剰なキャッチコピーのせいで観る前から期待値やハードルが無駄に上がってしまい、思ったよりは興奮できませんでした。
開始1秒から唐突に本編がスタートする演出や、統合失調症気味の青年を執拗に追いかける独特なカメラワークが素晴らしかったです。
青年の生い立ちや医療記録が描かれるのも実録犯罪の再現フィルムのようで好きですね。
アーウィン・レダーの表情や仕草があまりにも自然で、完璧に殺人鬼になりきっているのが素敵でした。
無口で傍から見れば何を考えているのか分からない殺人鬼の支離滅裂な思考がひたすらモノローグで描かれることによって自分も共犯者であるかのような錯覚を覚えてしまいます。
本人は周到緻密な計画を考えたつもりなのに、すべてが行き当たりばったりで何もかも上手くいかないのがもどかしくて、最大限の恐怖を与えたい願望が成就することだけを期待していました。
残酷描写は控え目ですが、無様で美しくない殺害方法の生々しさが他の作品にはない魅力です。
『青春の殺人者』における親殺しのように生理的嫌悪感を伴う殺しを描いてくれる作品は貴重ですね。
普通のホラーと違って被害者宅の飼い犬が殺人鬼に全く吠えないのも実に面白いです。
気泡

気泡の感想・評価

3.8
計画を立てているつもりみたいだけどそれらはただの理想。理想なので、絶対に成功する前提。失敗するとかは頭に無い。目標達成以外のことはどうでも良い。人の脳内のメモリが100とすると、普通の人はいくつかの物事がそれぞれ10とか25というふうに振り分けられて合わせて100になるが、主人公の脳内は目標達成のみで100埋め尽くされている。誰かにどう見られるとか、考える余地が当たり前に無い。目の見開き、滴りまくるほどの汗、激しく不安定な呼吸、挙動不審、主人公の動き全てが目標達成に突き進んでる様子。我に返っても、結局はそんなことどうでも良くて、次の目標達成のことで脳内のメモリが100で満たされる。その為に、その目標が達成されると普通の人には到底わからないほどの興奮状態に入るのかなと思った。だって、100のことを成し遂げるのだから。本当に興奮状態にある時、人は笑わないし、声をあげないのかもしれない。主人公の表情は基本的にずっと同じだが、脳内はとても激しい興奮に満ち溢れていて、それが外に出るとかも無い。
作品を通して霞んだ感じの色彩の中、ベッドだけがオレンジ色のような、鮮やかな色だったのが印象的。主人公がやっと見つけた心安らぐ場所ということなのかな?
シンセの冷たい曲調が良かった。主人公にとっての開放感?のときに流れてたのかな。
エンディングは汗の滴る音なのかな?手持ちカメラのようなカメラワークで揺れる映像や長回しなど、異常性が最後の最後まで現れていて良かった。
ただ、子供の頃に動物虐待をしていたのに犬を生かしておいたのはどういうことなのかな?あのわんちゃんは、周りから煙たがられまくって生きてきた主人公に近づいてきた唯一の生き物だからかな。ここがわからない。
thur

thurの感想・評価

3.7
人は死ぬけど犬は死なない安心安全のサイコパス心理映画。出所してこのかた人を殺すことをばかり考えるが、そうした衝動を包み隠して「獲物」のなかに紛れ生きることはよほど地獄であるように思われる。即ち殺人衝動のある自らを疎外すること。寡黙に擁ては生きておれないから疎外をせず殺すほかない。絶えず張り詰めた糸にも似た緊張が、テンポ感のある音楽で現される。人を殺すときにだけそれはやむ。ラースの『The House That Jack Built』とも同じ、殺人衝動と抱き合わせの脅迫観念や始終の緊張。殺しをしてしか息ができない人間の切迫したリアルを垣間見る。
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