鍋レモン

大丈夫の鍋レモンのレビュー・感想・評価

大丈夫(2003年製作の映画)
3.4
⚪概要とあらすじ
エリック・ツァン主演の傑作コメディ映画。

夏の暑い日。黒のスーツを着た4人の男たちは、彼らだけにしかできない“任務”を遂行するため一致団結する。制限時間は14時間。はたしてその“任務”とは...。

⚪キャッチコピーとセリフ
キャッチコピーなし。

「この14時間は完全に自由だ」

⚪感想
おバカなシリアスコメディー作品。

調べてもあんまり情報が出てこないし、一般公開やソフト化はされていないらしい。

犯罪行為をするのかと思いきや。

かなりシリアス風なのにやってることはバカバカしすぎるまでのコメディー。

主役的な役どころのエリック・ツァンは『インファナル・アフェア』ではマフィアのボス的な人だったからコメディーだとギャップが凄い。基本この人が作戦を言って行動するんだけど全然上手くいかない。

メンバーの1人のチャップマン・トゥーも『インファナル・アフェア』ではマフィアで主人公の相棒だった気がするけどどっちもお調子者感があったから変わらないかも。

伏線があり、真面目に作られた脚本に驚き。夫パートからの妻パートが凄く良かった。
そして最後のちょっと驚きの展開のサプライズ。

ゲスト出演がめちゃくちゃあるんだけど私はサモ・ハン・キンポーしか分からなかった。そうだろうな的な人はいたけど。

平均スコアは3.9だけど観ている人が少ないだけにこれから多少は下がりそう。



⚪以下ネタバレ



女遊びがしたいだけの男たちの物語。

本当に悪いことをするかのように行動するのが笑える。

最初の犠牲者ガウの話とか「神よ 感謝します」とか面白かった。みんなの奥さんめちゃくちゃ怖そう。

キャバクラみたいな所で奥さんたちが乗り込んできた時に「ガサ入れだー!!」みたいなのは面白すぎる。

ホテルに行くも完敗。ネットカフェに行くも完敗。実は違法風俗店らしく記者たちと銃撃戦ならぬ写真対決みたいなのが開始される。そして、奥さんたちにも尾行され。

奥さんの一人が上映映画が『危険な情事』と『ホワット・ライズ・ビニース』で不倫を心配しだすの最高。離陸の離で焦るのは香港でも同じ漢字なのかな?

別れた夫婦もいればそのままの夫婦も。

実はメールが奥さんからだったの割と怖い。夫婦仲を壊したくないって事だろうけど知っちゃったらもう奥さんの言うこと聞くしかないやつ。
知らないままだったら優しさだけど知ってること前提だったら鬼。

コールドクラブを夕食に食べてた夫婦好き。奥さんはかわいいし、旦那さんちょっとアホっぽい。

浮気はダメ。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

鍋レモン