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アメリカン・ニューシネマ 反逆と再生のハリウッド史のatsushiのレビュー・感想・評価

3.8
2022/02/15 1回目
【2022年73本目】
アメリカン・ニュー・シネマに代表される70年代のハリウッド映画について、当時の監督、俳優等へのインタビュー形式で振り返る。今作は撮影期間中に亡くなったテッド・デミ監督に捧げられる。

アメリカン・ニュー・シネマ前夜のヨーロッパ映画から影響を受けた若者達がハリウッドのスタジオシステムを解体していく。興味深いのは、ここでインタビューされる人々(アメリカ人)にとってはヌーヴェルバーグもヨーロッパ映画の一つでしかないということです。彼らはそれまでのハリウッドが作ってきた作り物を暴くためカメラ片手にスタジオを飛び出していったのです。

引用される映画がこのドキュメンタリーの語り手となっていく凝った作りになっています。

そして、今作は70年代ハリウッド映画の衰退と超新星の誕生までを描きます。スピルバーグとルーカスです。そして問う。70年代映画とは何か。

"映画は儲けなきゃならない"とスコセッシ は言う。
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