生きている日本人の監督でいちばん好きなのが河瀬直美。
彼女は、ある人との対談でこんなことを言っていた。(古代の日本で、歌なんかを残していった人たちに対するかたちで)「技術のない人は、想いを伝えられな…
人は日々、何かを抱えて生きていて、劇的にでは無いけど、日常の中で少しずつ受け入れて、変わっていく。
お祭りのシーンでは、全てが洗い流されて、生まれたての清々しい気持ちになれるのが、見所!
あと、…
このレビューはネタバレを含みます
カメラドールに値する。
溜め息出るくらい巧いです山崎裕さん。
行方不明の少年。家族の死を受容し生に向かっていく人々の苦悩を、日常を積み重ねて描いていく。
全てに於いてリアリズムを追求しすぎて混乱し…
青春を過ごした場所はいつみたって切ない。
生きたり、死んだり、消えてしまったり、産まれたり、人生って淡々としている向こう側で、情熱も愛も悲しみも信頼も諦めも、ごうごうと波打つように寄せては返す。
…
最初と最後のカメラワークが、すごく好きだった。特に、最後のカメラワークが、なんともいえない魂の残り香の軌跡みたいで、この物語がどこに向かっていたものなのかを感じることができた。
5年前、神かくしのよ…