ミセスコロンボ

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップのミセスコロンボのレビュー・感想・評価

3.9
前半は色んなストーリートアートの記録映画として気楽に鑑賞。
その中でバンクシーと接点をもったティエリーはやるね!!って思いながら観てました。
落書き?アート?
インパクトのある事やりたいし表現するのは自由やけどね…ってなりながら。

その後バンクシーに言われた事を鵜呑みにして、自分がアーティストになるティエリー。
「アーティストは苦労してスタイルを確立するがティエリーはそれをすっ飛ばした」ってバンクシーが述べる。
それで上手くいってしまうアートって何?
誰かの真似じゃん、
まして、これって悪ふざけじゃん、
ってなってくる。でもめっちゃ売れる。
あのシニカルなMBWの作品がこうしてうまれたと始めて知る。
それにお金をばんばん出す人々。
だんだん腹立たしくなってくる。
バンクシーの淡々とした語りが救い。

で、ここで監督バンクシーの策略?!にまんまとのせられてる自分に気づく。

彼はこのドキュメントで何を訴えているのか、表現したかったのか?考え込んでしまう。
とにかくシルエットでの出演の彼への興味が前にもまして増えてしまいました。