訃報を聞いたこともあって久々にミロス・フォアマンのチェコ時代の作品を見たくなって。
権力としての消防隊のおっさん方を間抜けな無能として描いてる感じは当時のチェコらしい風刺っぷり。
パーティ参加者の演技してないような状態をそのまま映した様子もブロンドの恋から見られるヌーヴェルヴァーグ的自然さで好印象。
ラストシーンの奇妙ながら哀愁も感じられる景色も秀逸だった。
68年のカンヌ映画祭が中止にならなかったらおそらくなんらかの賞を受賞していただろうけど、チェコが大変なときに賞なんかもらっても複雑な気持ちになってたからミロス・フォアマン的には受賞を逃しても問題無しだったんだろう。