catman

ヘヴィメタル/ヘビー・メタルのcatmanのレビュー・感想・評価

5.0
1981年公開。観る人を選ぶクセが凄いSFアニメ。現代のアニメと比較すると全く異質で強烈な個性を放つ。作家性&独創性が炸裂していて何から何まで最高。エログロ上等。That’s メタル・ユルラン。ほぼ全編に渡って見られる原作コミックの世界観が溢れる背景美術も実に魅力的。やっぱりこの時代のSF(のビジュアル)って良いなあ!特にリチャード・コーベン、メビウス、ダン・オバノンあたりが関わっているエピソードに痺れる。中でもターナは最高。彼女はマジBadass。ロストスコープ使用法のお手本というべき生着替えのシーンは殿堂入り。なんだけど、MVPは全宇宙のオタクDTの夢を叶えたデンに。
ロック・ポップ系のトップアーティストが揃って参加しているサントラもゴキゲンで、エンディングのDEVOによる ”Working In The Coal Mine” のカバーが自分のお気に入り。エルマー・バーンスタインによるスコアも重厚感があって素晴らしい。

観終わってG.ポタートン監督が今年8月に亡くなったことを知る。イエロー・サブマリンも素晴らしい仕事でした。合掌。
catman

catman