記録。
11まで上がるマーシャル。
かつてHR/HMに傾倒してた身としては当然本作の存在は知ってたけど、ロブ・ライナー(『スタンド・バイ・ミー』)の監督デビュー作だったとは…
アメリカ国立フィルム登録簿にも登録されている由緒ある作品…なんだけど、これは恐らく「分かる人」が笑う作品。ヘビーメタルって何?て方が観てもあまり楽しめないと思われる。
ライナーは劇中でロックのドキュメンタリー、ロキュメンタリーなんて言っちゃってるけどモキュメンタリーですよ。マジっぽいって思うのも束の間、大分ふざけてるのがすぐ分かる。
まぁ架空とはいえスパイナル・タップの面々は実際プレイもできるしアルバムをリリースしたりもしてる。騙された観客が大勢いたというのも納得だ。
基本的にはとステレオタイプなイメージとあるあるエピソードを盛ってネタっぽく煮込んだような味わい。
ドラマーは死にすぎだし、性的なアルバムのアートワークネタなんてのもクスッてなるけど、それは僕が分かってるからであって、知らない人は笑うポイントに迷うだろう。
ちなみにメタリカのメンバー曰く、「METALLICA」(通称ブラックアルバム)はスパイナル・タップの「Smell The Glove」のオマージュだそう。へー。