幸村

スパイナル・タップの幸村のレビュー・感想・評価

スパイナル・タップ(1984年製作の映画)
3.9
クソワロタ(死語)

なんでいきなりこんな古の言葉を使ったかというと、この映画、30年以上前の作品なのだ!
正直見てる間は全然気付かなった…。全然古臭くなかったし、アルバムのジャケット写真をめぐる「これセクハラやん」→「ちょっとしたジョークやん」っていう会話なんかは凄い今っぽいなあと思ったんだけど。

映画の内容は、あの!伝説のロックバンド『スパイナル・タップ』の全米ツアーに密着したドキュメンタリー…という体のモキュメンタリーで、かつパンクバンドの過剰なパフォーマンス等をパロッたコメディなんだけど、変に笑いを取りにいくよりも、真面目にバカをやってる奴らが一番面白いというのをきっちり分かって作っている辺りが流石。
笑ってしまう場面がたくさんありつつも、メンバーの音楽に対する愛情は本物で、思わずじんとくる場面も。

スパイナル・タップの歌も、歌詞は「俺の鍬でお前のあそこを耕してやるぜ」みたいなしょーもない内容なんだけど、曲は凄くいいのがgood!
幸村

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