【幸運のチケット】
メル・スチュアート監督のファンタジー作品
〈あらすじ〉
とても美味しいチョコレートを作り、世界中の子供たちに愛されているウィリー・ウォンカ。あることをきっかけに工場を閉鎖していた彼は、世界中で販売されているチョコレートの中に5個だけ当たり付きがあり、それを手に入れた人たちを工場に招待すると突然発表。幸運を掴んだチャーリーは、ジョーおじいさんと一緒に工場の中に足を踏み入れる…。
〈所感〉
あまりにも有名なティム・バートン版の後にこっちを見ると、内容はほぼ同じだが、ジーン・ワイルダー演じるウィリー・ウォンカがジョニー・デップよりかは常識人でちゃんとしていたのが意外。あとウンパルンパがちょっと小さいおじさんくらいのサイズなの笑った。前半の50分程でたっぷりとゴールドチケットを求める子供たちを映している点も異なるし、ミュージカルパートが多分にあるのも本作のポイントかもしれない。70年代にしてこのファンタジーなお話をしっかりと実写化できている点を評価したい。ただ、どうしてもティム・バートン版と比べると、内容の充実度・完成度は劣ってしまう。他者の社長が子供たちに取引を持ちかける展開はなるほど!と思わされ良かったなぁと思う。あと、こっちの主人公のチャーリーの方がちゃんと子供で、個人的に好きかもしれない。