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ゴーリキー・パークのペジオのレビュー・感想・評価

ゴーリキー・パーク(1984年製作の映画)
3.6
原作在りきの映画だな~という印象ではある
こういう地味めで複雑なミステリーはストーリーを追っかけるだけで大変なのだが、そういう時に「顔の知れた役者」の存在って本当に有り難い
ブライアン・デネヒーやリー・マーヴィンという激シブ俳優たちのおかげで脳内の相関図がまとめやすかったし、実際彼らの存在感がシーンの価値をワンランク上げてくれていたと思う(この時期のウィリアム・ハートはケヴィン・コスナーとタメを張れる優男っぷり。)
ミステリー映画の「豪華な出演陣」の意味と必要性を改めて認識

「顔の無い死体」の復元過程(教授のキャラも良い。)や、民警とKGBの対立など見所は多い
アメリカ側の視点も用意されているが、あくまで主人公はソ連の人間(英語を喋っているのは80年代のご愛敬。音楽の80年代サスペンス感は良い。)
内部の人間が思う「自由」への渇望と雪に覆われた風景がリンクする
ラストで「彼ら」を眺める主人公は何思うのか
僕は「テンってカワイイなぁ。あんなにはしゃいじゃって。」って思った
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