こぅ

スパイダー・ベイビーのこぅのレビュー・感想・評価

スパイダー・ベイビー(1968年製作の映画)
4.0
「人を嫌うのは良くない事だ」

映画数珠繋ぎ 食人
ジャック・ヒル監督による、【サイコ・スリラー】。

OPタイトルバックが、イ◯◯トなのが意表突いて新鮮。


[メリー・シンドローム]という精神だけが退化し食人化する
という病気の メリー 一族。
当主のテストはブルーノに家族を託し、死んでいく。
しかし、息子と姉妹はドンドン悪化していく。
◯◯には伯父夫婦が住んでいるが、完全に食人化している。
しばらくして、相続問題で弁護士が従兄弟と屋敷を訪れる…。

冒頭、生き残った相続人が10年前に遡って語る。


序盤、郵便物を届けに来た黒人配達人がメリー家を訪れ、、
ベイツの屋敷似、【サイコ】からの影響が伺える。


訳分からず突然襲って来るという恐怖は、【悪魔のいけにえ】
に、
そして、仕掛けにウェスの【壁の中に誰かがいる】、タラ
ちゃん作品へと影響を与えたのか⁈

食人一族と言っても時代か予算か、グロゴアは皆無。

兎に角、サイコなバージニア(ジル・バナー)とエリザベス
(ビバリー・ウォッシュバーン)の少女2人が無邪気で、
エロ可愛い色気もあるが、やる事は怖い。
兄のラルフ(シド・ヘイグ)は、殆どチンパンジーみたいだ。
3人とも明らかに知恵が遅れている。

執事のブルーノ(ロン・チェイニー)は、とても良い人だ
った。

いとこにあたる弟のピーター(クイン・レデカール)と姉の
エミリー(キャロル・オーマート)と、弁護士、シュロッカー
(カール・シャンツァ)と美人秘書のアン(メアリー・
ミッチェル)が屋敷で合流。

異様な下手物メニューの晩餐会、
その日の夜、弟のピーターは美人秘書とお茶。
姉のエミリーは、部屋から洋服を拝借、黒下着姿(ガーター
ベルト)は、やはりエロくて 破壊力 バツグン。

弁護士は、屋敷を探索。
出てくるのは、ネズミにフクロウにタランチュラ。
そして、弁護士はついに謎の地下室へ、、
◯◯が待ち受けていて、餌食に。
◯◯のモノクロ【逆光シルエット】が怖い。

それに気づいたエミリーは、◯◯に追われて森へ逃げる。

そこへ帰ってきた、ピーターと美人秘書アンも捕まる、、

用事から帰って来たブルーノが涙ぐみながら◯◯を諭す。

三つ巴のクライマックスが畳み掛ける‼︎


ブルーノが涙ぐんでいた理由は、、手っ取り早く、上手い
結末。

ラストは、、蛇足的ジ・エンド◯


*シドは、若い時からシド(スキンヘッド)。


*バージニア役、ジルは、タラちゃんお気に入り少女で、
【キル・ビル】に影響を与えたとされている。


*65,000$、12日で撮影するも会社倒産で長らくお蔵入り
していた作品。
こぅ

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