M少佐

デス・トゥ・スムーチーのM少佐のレビュー・感想・評価

デス・トゥ・スムーチー(2002年製作の映画)
4.0
 「地獄から来たサイ野郎め!」

大人気子供番組の司会者「レインボウ・ランドルフ」
しかし彼は賄賂絡みの犯罪を起こし番組を降板させられてしまう。
その後番組に司会者として抜擢された犯罪歴の無い真面目過ぎる優しい青年。
彼のキャラクターは紫色のサイ「スムーチー」
すぐに番組は好評を得て大人気となる。
しかし番組を降ろされたランドルフは逆恨みをして、スムーチーの命を奪おうと画策する。

久しぶりに見て細部は忘れていたが、また楽しめた。
ブラックコメディと呼ぶに相応しい名作。
とにかく主演二人の演技が素晴らしい。
自信過剰な過去に囚われたサイコ野郎を演じるロビン・ウィリアムス。
ダンスもタップも上手いし格好よさ滑稽さ情けなさ…全て出しきっている。
エドワード・ノートンも素で良い人に見えてくる素朴な演技。
でもテレビ業界と世間の荒波に揉まれて成長して行く様は見事としか。
脇も上手くて全体的にまとまっていて見易い。

子供には見せられない、最後は何故かホッコリしてしまう素敵コメディ。

世の中汚い(笑)
M少佐

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