ちろる

デス・トゥ・スムーチーのちろるのレビュー・感想・評価

デス・トゥ・スムーチー(2002年製作の映画)
3.6
ブラックなロビン・ウィリアムズと、クリーンなエドワード・ノートンという一風変わったキャラクターの2人を楽しめるちょっとおかしなブラックコメディ。
デフォルメされてるとはいえ、テレビ業界の裏側を良くも悪くも見せつつ、子ども番組には似つかわしくない大人の嫉妬や野心がえげつないほどに描かれてるんだけど、なんせ2人の主役があまりに対照的で、あからさまだから面白おかしい。
ノートンがヘンテコなスムーチーの着ぐるみ着て歌を歌うシーンもかわいいし、なんなら意地悪なレインボー(ロビン)もおバカすぎてそれはそれで可愛い。
最初の演出や途中の展開こそサスペンス??とか思ってましたがやはりコメディ要素の方が強い。
特にメッセージ性なんかない作品だとは思いますが、スムーチーの純粋な姿が汚れた嫉妬の心すら悔い改めさせる事ができるっていう展開は納得できたし、レインボーをコテンパンにしないラストは「子ども番組」を主軸にしてる作品としとは良かった、、、いや良かったのか?(笑)
色んな役柄を難なくこなすロビン・ウィリアムズ、こういうのを観ると改めてその才能が惜しまれます。
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