アキラナウェイ

ブライダル・ウォーズのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

ブライダル・ウォーズ(2009年製作の映画)
3.0
ちょっと最近黒い映画が続いていたので、パッと明るいのが観たくて鑑賞。

…したけどちょっと引いちゃった。

今時、男性向きだ女性向きだなんて言うのはナンセンスな気がするけど、女性は楽しめて、男性はちょっとノレない作品じゃないかなぁ。アン・ハサウェイ主演作って、そういう意味でガーリーな作品が多くて性別を選ぶ映画が多い気がする。

幼馴染で親友同士のリヴ(ケイト・ハドソン)とエマ(アン・ハサウェイ)は、憧れのホテルで結婚式を挙げるのが夢。いざ2人とも婚約して夢の結婚式を挙げようと盛り上がっていたが、コーディネーター側のミスで、同じ日の同じ時間に式場予約されてしまう。譲り合えない2人は険悪な雰囲気に…。

結婚式を夢見る幼少期や、婚約が決まるまでキャッキャしてる内は微笑ましいけど、お互いの結婚式を台無しにしようと嫌がらせを始めてからがどうも…引いた。

そもそも、結婚式の日取りを決める時に互いのパートナーは置いてけぼりで、女友達同士で決めている所とか。

肌の色がオレンジ色にさせられちゃうアン・ハサウェイとか。結婚式前にあれはやっちゃダメだよぅ。
この日焼けサロンとヘアダイのやり合いが1番キツかった。

女性同士のエグい妨害合戦が悪目立ちするものの、結婚式前はパートナーとの関係性を見つめ直す大事な時期である事や、憎しみを持ちながら暮らすのは全く自分らしく生きられない事、人生において結婚相手以上に素晴らしい絆が存在する事など映画が持つメッセージは素晴らしい。

アン・ハサウェイはやっぱり可愛い〜!
ケイト・ハドソンは顔面も体型も性格も逞し過ぎて、アン・ハサウェイ贔屓目で観ていたので、何だか申し訳ない。

あと、クリス・ぷよぷよ・プラットよ。ブレイク前後でこんなに印象が違う俳優も珍しい。

最終的にウェディング・ドレスで取っ組み合いする新婦達。そうそう、最初から拳で語り合えばいいんだよって思ったけど、それなら映画にならないね。

先日ブライダル業界の人に、今までで1番のハプニングを聞いてみたら「酷過ぎてとても人に言えない」そうな。
結婚式の闇は深い…。