Azuという名のブシェミ夫人

ブリジット・ジョーンズの日記のAzuという名のブシェミ夫人のレビュー・感想・評価

4.0
今年最後のレビューにはこれを選びました。
と言うのもですね、わたしブリジットと同い年になったのです。
そしてブシェミ夫人とか言っちゃってる独身者。
初めて観たのは18歳とか19歳くらい?
ひとつも共感せずに笑ってたけど、ブリジットに追いついた今となっては笑ってる場合じゃないよ。
笑ってるけど。

私はブリジットみたいにタバコは吸わないし、お酒も全然飲まないし、そんなに太ってもいない。
だけど今更仕事を替えるモチベーションも能力もないよ。
きっかけが何であれさ、尊敬するわ。
消防署でのインタビューコーナー、あんなの放送してたら録画してでも観たいし。
滑稽だけれど、一生懸命なんだもん。
可愛いよブリジット。

子供の頃、大人になったら自然と結婚して2人くらい子供を産むんだとか思ってたの。
お門違いもいいとこだった。
もはや自分が結婚したいのかどうかも分からないし、一人で暮らすことに慣れすぎて人と一緒に暮らす自信もない。
でもそれが単なる自己弁護というか、自分に言い聞かせてる保険みたいなものかも…っていうのもたまに思ったり。
だって、あんまり素直に口に出して寂しいとか言えない。
だからありのままにそういう思ったことバンバン口に出して、後先考えず一心不乱まっしぐらになっちゃうおバカなブリジットがちょっと羨ましく思う。

招かれたパーティーで既婚者に囲まれて『ラブライフはどうなの?』とか『時間が無いよ、チクタク』とか言われてたね。
その気まずさ、分かるぞブリジット。
なんでそんなことイチイチ言われなきゃならんの。
『結婚しないの?』『子供欲しくないの?』だの『男が愛人にしたがりそうだよね。いや良い意味でだよ?』とか言われたこともあった・・・。
・・・良い意味なんて絶対無いだろ。
それって、一番には選ばれないタイプってことでしょ?
私だってマーク・ダーシーに一番に選ばれたいよー!

レニー・ゼルウィガー、アメリカ人でありながらイギリス中のブリジットファンを味方につけた努力が素晴らしい!
くしゃっと笑う笑顔がほんとにキュート♡
ブリジット・ジョーンズはレニーが完成させたんだよなぁ。
ヒュー様はこういう役をやらせたらピカイチだし、彼が気まずい時にする表情が好きです(マニアック)
「君のスカートを食事に誘いたかったんだけど」とか台詞が楽しいね。
そしてそして、超絶素敵なコリン・ファース♡
ダっっサいセーター着てても格好イイよ。
仏頂面からふいに見せる柔らかな笑顔、この作品のキスシーンは私のNo.1♡

いつか私もパンツのまま寒空の中を駆け出すくらい思いのままに動きたいわ(捕まる)

レビューが殆ど人生の嘆きになってしまった。
普通に生きてたら絶対関わることが無かったような、バラバラの場所、バラバラの生活、バラバラの年代の皆さんと大好きな映画のお話しが出来て本当に感謝しています。
今年もありがとうございました♡
来年もヨロシクお願いします!
みなさま良いお年をお迎えくださいな。