Akiramovie

ブリジット・ジョーンズの日記のAkiramovieのレビュー・感想・評価

3.2
2000年代初頭 あの時代の 投身大の 30才前半の白人独身女性を 描いたという歴史的価値の作品。

なので、時代を超えても共感出来ることが少ない 色褪せた ラブ・コメディ は、むしろ 歴史的な社会変化の勉強としよう!

地味な娘のファッションに アウシュビッツの囚人に例える 母親の ユダヤ人に配慮が欠けた 問題の毒舌台詞。

マイノリィ枠確保規制は ゲイ男性を入れた程度で、白人だらけの社会の構成に。

恋に堕ちずにオンナと寝る上司の編集長"ダニエル・クリーヴァー"が、現代では パワハラ・セクハラ的な イケメン的設定自体に違和感だし、主人公を誘う展開が一切無しで 恋愛に発展する展開も 唐突だし。

最後に恋に堕ちるとする 幼馴染のバツイチ法廷弁護士"マーク・ダーシー"の冒頭からの 人格の統一感が無いのに とっても違和感。

そもそも 恋敵的な女性 ララ、ナターシャ が細身のゲルマン系美女に、主人公の ぽっちゃり系肉体の親しみ易さ感を 強調するシーンの連発は 逆差別的な 感性の貧困さ。 

フィアンセを "寝取られた"と"寝取った" の嘘が、ボタンの掛違いとする脚本の貧困さに 驚嘆しました!

白人独人女性の悲哀みたいな作品設定が 白人老人社会の差別的な感覚で 製作関係者が 映画人としては 寂しい。   

独身仲間と スツール・チェアのテーブルで恋愛談義をする その後の定番スタイルを築いた功績。
"ヒュー・グラント"の悪役⁉は 新鮮だった。

『プリティ・ウーマン』は、素晴らしい!

NHK BSP 2022/6/2
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