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戦国魔神ゴーショーグン Goshogun IN 時の異邦人(エトランゼ)のdjangoのレビュー・感想・評価

4.0
ゴーショーグンの映画2作目。
最終回の40年後。
レミー島田が主人公。
死が迫ったレミー島田の精神世界が映画のほとんどを占める。
精神世界は住民がゾンビのように意思がなく、イスラム圏のような世界観。
そこでレミー島田は、2日後に強姦されて殺されると予言される。
精神世界では、昔のように皆若いのだ。

まず、ストーリーが暗くて難解。
しかも、ゴーショーグンが出てこない。
世界を救ったヒロインの精神世界はあまりに荒涼としていて、死のイメージが強姦殺人なのは、子供には残酷過ぎる。
というより、子供なんか相手にしてませんよ。この映画は。
しかし、今と違って昔はアニメは子供が観るものだったからね。
時代から考えると、信じられないような映画。
悪い意味で自分が女であることを自覚させられるのは恐怖でしかない。

ゴーショーグンの本来のスタイルとはかなり違うけど、凄い映画だ。
世界を救ったヒロインが老化して、病に侵された上に交通事故で瀕死。
精神世界の中では強姦殺人に怯える話。
誰がこんなの観るんだ?
って思うけど傑作です。
『セブン』のこの台詞が映画に当てはまるかな。
人生は素晴らしい。
戦う価値がある。
後半部分には賛成だ。
この映画を現していると思う。
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