たむランボー怒りの脱出

悪徳のたむランボー怒りの脱出のネタバレレビュー・内容・結末

悪徳(1955年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

天井の水漏れが不吉な事態を表すのはツァイ・ミンリャンの『河』と共通する。
ただ、『河』では漠然とした不吉さであった水漏れが『悪徳』においては「死」そのものの表現とされている。死体を見せるより遥かにショッキングな描写。そのあとに続くのは『キッスで殺せ』を彷彿とさせる、過剰な悲鳴。