ろ

恋愛準決勝戦/ロイヤルウェディングのろのレビュー・感想・評価

3.9
「人生は晴れたり曇ったり」

やっぱり、いつ見ても素敵なアステアさん。
今作、もちろんお話自体面白いんですが、“もうアステアさんしか見えない!”状態に(^_^;)笑 彼の身のこなしの軽やかさとダンスシーンは、本当に魅力的なのです。
これ、図書室にあってラッキーでした。

アステアさん演じるトムとその妹エレン。二人はコンビを組んで舞台を行う売れっ子ミュージカルスター。そんな二人が運命の人を見つけるまでの物語。

トムとエレンのミュージカルシーンも絶品ですが、やっぱりアステアさんのソロダンスシーン。ああ、もうなんであんなにかっこいいんだろう(笑)

まず、イギリス行きの船の中で踊る場面。
帽子掛けや安馬などジムにあるものを使ってダンスするのですが、難しいステップを軽々とこなすんですよね。あの滑らかなダンス、永遠に観ていられるなぁと惚れ惚れ。

それから、ホテルの一室で好きな人を想いながら踊る場面、最高です。
彼女の写真を片手にホテルの壁や天井で逆さまになってステップを踏むアステアさん。まるでトリックアートの中で踊っているよう。楽しそうなアステアさんを見ていると幸せな気分になって、自然と涙が出ました(笑)

豪華なセットと衣装に、歌とダンスのミュージカルシーンも必見。
個人的にはタヒチで女性を探すシーンが印象的。「これ、ゴーギャンやん!ゴーギャンの『タヒチの女』やん!!!」とテンション上がりました(笑)多少のアレンジは加えられているものの、メイクや衣装はそっくりでしたね~。

これからもアステアさんの作品を追っかけていこうと思います!!!

「息をのむ美しさのあるところ、世界中に君がいる」
ろ