neroli

セックス依存症だった私へのneroliのネタバレレビュー・内容・結末

セックス依存症だった私へ(2008年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

『セックス依存症』を克服した主人公キキのお話🎬
 
『セックス依存症』とは、アルコール依存、その他の薬物依存、ギャンブル依存、買い物依存などと同じ依存症であり、依存が「セックス」に向かった状態。
 
うつ病または精神病圏内の母親の元で育ち、十分な愛情を受けて育たなかったキキ。
 
10代で母親への不満、愛情の飢餓を感じ、
20代より心の空虚感を満たす為に、アルコールとセックスに溺れていく…。
 
精神科医に「境界性パーソナリティ障害」と診断をつけられる。
 
30代で依存症の自助セラピーに参加。
「私は愛情とセックスの依存症です。」
「私は愛に関する全てに依存しています。」
「誰かに愛されているとなぜか、居心地がいいはずなのに逃げ出してしまう。」
「なのにつらい恋愛のときはー傷つくと分かっていてもしがみつく。」
と話していました。
まさに、これが『セックス依存症』です。
 
不安定な状態を自ら選んでしまう。
不安定でリストカットをしてしまう。
 
今回、過去の自分と決別する為に、回顧録を執筆している時の回想として、幼少期、思春期、20代の回想シーンを交えての映画であったが…
執筆添削をしてもらっている23歳年上、妻子持ちの大学教授と不倫関係を結んでしまう…(汗)
 
父親がいない環境で育った為、その反映だろうか?
 
そうこうしている時に、キキの全てを愛してくれる男性、ミカエルに出会う。
キキの空虚感を満たしてくれるだけではなく、キキを一人の人間として包み込み、愛してくれる男性。
 
そして、自分を傷つけていた過去にサヨナラし、『セックス依存症』を克服するのであった。
 
臨床でよく見るパターン。
こういった女性の彼氏って、本当にいい人が多い!!
 
包み込んでくれる優しい男性に支えられることで治っていくんでしょうね! 
 
 
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