バートロー

ロッキー5/最後のドラマのバートローのレビュー・感想・評価

ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)
4.5
カロリーの高い3、4とは違い、1をなぞるようなストーリーとスタローン自身を投影した人間ドラマ主体の作品に戻ります。

息子役に実息セイジスタローンを据え、パーソナルな側面がとても強い印象を受けた。
脳にダメージを受け、ポーリーのミスで全財産を失ったロッキーファミリー。地元に戻り、貧しいながらもトレーナーとして後継者の育成に精を出す姿は1のかつて自分を育てたミッキーを彷彿させる。
父とはどうあるべきか、チャンピオンとはどうあるべきか。息子との関係に悩み、弟子との関係に悩み葛藤して想いをぶちまけるロッキーの姿はボクサーだった頃には見られなかった場面でとても熱い。

アスリートは引退後の人生の方が長い。ロッキーがボクサーでなくなっても映画「ロッキー」は続いていく事がこの5で見事に証明された。スタローンには一生ロッキーをやっていて欲しい。

音楽も1の頃は70'sのソウルミュージックを多用していましたが5では90'sヒップホップ。時代を感じる。この作品の真価は「クリード」によってようやく知れ渡るのではないでしょうか。