このレビューはネタバレを含みます
「人生にはA面とB面がある。俺はB面お前はA面。」
ドラごとの死闘後引退を考えるロッキー。財産を溶かされ試合で稼ぐしかないように仕向けられる。
ミッキーとの思い出を振り返るロッキー
「生きる目標を失ったら人間はくたばっちまう。自然は賢いものだ。友達を失い生きがいを失いついには何もなくなってこう言う。”何のために生きてる。俺はムダな人間だ”。お前は俺の生きがいだ。長生きしてお前が成功するのを見たい。それまで俺は頑張るぞ。お前にすべてを教えてから俺は死ぬ。リングの外でも立派な人間になってみせろ」
ミッキーの形見。命の次に大事なもの。ロッキー・マルシアーノがくれたカフスボタン。
プロモーターの口説き。
新人のガンの熱いアプローチにトレーナーを買って出る。ガンの快進撃、ロッキーの息子もイジメから脱却するために一緒にトレーニング、という別軸でのストーリーもあるのが良い。いじめっ子を見返したのスカッとしたし仲直りしようと言うところはロッキー譲りのやさしさ。
トミーの練習ばっかで構ってくれないからグレちゃう息子。名声を追い求めデュークと組むトミー。
トミーが勝ったら自分が勝ったように思ってるし彼に気持ちを託したい気持ちも分かるけど、家族を大事にして、ミッキーもロッキーにハートがあるのを見抜いていたのよというエイドリアンの言葉、いつもエイドリアンはロッキーを理解して必要な言葉をくれるね。
世界戦で勝利し恩人に一言というところでロッキーではなくデュークというトミー。ロッキーの虚しさが伝わってくる。
デュークに唆され、トミー対ロッキーの一戦を仕組まれるも、まさかのストリートファイト。リングの上で戦ってほしかったな。
最後ミッキーの形見を息子に渡すところ、ロッキーの愛の原点だね。